仕事辞めたい?営業職ワーママ、配置転換か転職か?【現役人事部員の視点で教えます】

営業のノルマに追われて、子育てと仕事の両立がつらい・・・!
どうしたらいいの??

まずは配置転換を申し出てみるのはどうでしょうか?
それでも難しそうであれば、転職を検討しましょう!

子育てしながらの働くのってとっても大変ですよね。

私自身も2人の子どもを育てながら仕事を続けているので、気持ちはよく分かります!

特に営業職だとノルマがあったり、お客さんとのアポが子どもの病気で流れてしまったり、嫌になってしまう瞬間がたくさんあると思います。

元営業職の人事の視点から、営業職を続けるメリットや対処法、転職を検討するタイミングについてお伝えします。

この記事の信頼性

この記事は、2015年から現在まで人事部門勤務のJunが執筆しています!
元営業職で、2人の子持ちの現役人事部員が実際の経験から得た情報をお伝えします。

目次

営業職ワーママが仕事を辞めたくなる3つの理由

出産前はバリバリ働いていたけれど、出産後も同じように働くのはなかなか難しいですよね。

営業のワーママは仕事をやめたくなってしまうポイントがいくつもあるんです。

営業職ワーママが仕事を辞めたくなる3つの理由

・ノルマに追われるプレッシャー

・子どもの病気による急な休みや早退

・持ち帰り残業(サービス残業)が必要になる

ノルマに追われるプレッシャー

営業職は一般的に数字を追いかける仕事です。

一人一人にノルマの達成が求められます。

育児で大変ななか、営業ノルマの達成のために日々を送らなくてはならず、場合によっては休日もプレッシャーで心が休まらないかもしれません。

子どもの病気による急な休みや早退

子どもの体調不良はいつ訪れるか分かりません。

朝は元気だったのに、昼頃に発熱して保育園から呼び出しの電話がかかってきたり、大事なプレゼンの日なのに急に子どもが体調を崩したり・・・。

代理で上司や同僚に対応をお願いしたり、リスケしたりと休みを取るのも大変ですし、周囲への申し訳なさで嫌になってしまうこともあるのではないでしょうか。

持ち帰り残業(サービス残業)が必要になる

お迎えの時間が決まっているから、仕事が終わっていないけどとにかく帰らなくちゃいけない!という場面が出てくるでしょう。

そうなると、子どもを寝かしつけた後に持ち帰り残業しなくてはならないことも・・・。

その時間をきちんと残業として申請できればまだいいですが、サービス残業で対応せざるを得ないこともあるのではないでしょうか。

ワーママが営業職として働くメリット

嫌になってしまうポイントがいくつもあるとはいえ、営業職として働くことにはメリットもたくさんあるんですよ。

元営業職の人事の視点からお伝えします。

数字によって正当な評価をしてもらえる

もっと責任ある仕事を任せてほしいのに、ワーママになっていから簡単な仕事しかやらせてもらえずやりがいを失う人もいます。

それをマミートラックと呼んだりしますが、営業職の場合は数字としてしっかり成績が出る仕事です。

会社の売上にどれくらい貢献しているのかがはっきり見えるので、きちんと結果を残していればマミートラックに陥る可能性は低いでしょう!

インセンティブやボーナス等、頑張りが給与に反映されやすい

数字がしっかり見える仕事だからこそ、頑張りが給与やボーナスに反映されやすいです。

成果次第で以前と変わらず昇給していきますし、良い結果が出ればそれに比例したインセンティブを受け取ることができる場合もあります。

自分の頑張りが評価に直結するので、その分やりがいも大きいはずです。

直行・直帰を上手く使えば、勤務時間の調整ができる

営業の仕事では、お客さんの企業を訪問する外回りが基本となります。

そのため、お客さんとのアポイントの時間を上手く調整すれば、直行直帰できて通勤時間が短縮できますよ!

オフィスでの勤務が基本の事務職では絶対に無理なことです。

営業職の利点を上手に活用しましょう!

転職先の選択肢が豊富

物やサービスを販売している企業であれば、社員の多くが営業職です。

そのため、営業職の求人は常に多数あります!

営業職で評価されていた場合、コミュニケーション能力の高い人だという評価を受けられる可能性があり、転職でも有利ですよ。

また、最近はリモートでの営業が浸透してきたこともあり、外回りが絶対ではありません。

転職を考えた場合も、営業経験を活かせる選択肢が豊富にあるので困ることがないでしょう。

営業職辛くなったときの対処法

それでも営業職でいるのはどうしてもつらい!そんなときの対処法を人事の視点からお伝えします。

配置転換を申し出る

このまま働き続けるのは無理!と思ったら、まずは上司に相談しましょう。

具体的に困っていることを伝えて、対応を検討してもらってください。

営業職のままであっても、取引先の業界が変わるだけで仕事のやり方が全く変わることもあります。

営業職で培ったスキルを活かして、営業以外の部署に配置転換の検討をしてもらうのもいいでしょう。

せっかく出産を経て戻ってきてくれた社員を手放すのは、会社としても非常に惜しいことです。

特に、女性活躍が叫ばれる昨今、子育てとの両立に悩んで社員が辞めてしまうというのは会社にとっても大きなマイナス。

どうすれば働きやすくなるか、会社側も本気で考えてくれるはずです。

それでもつらい時は、転職を考えよう!

会社に相談してみたけど、何も解決しない、このままでは自分がつぶれてしまうという場合は、迷わず転職を考えましょう。

ワーママが無理なく働ける環境を整えている会社はたくさんあります。

子育て中で働き方に制限のある女性でも大丈夫!と考える企業もたくさんあります。

きっとあたなに会う仕事が見つかるはずですよ。

営業職ワーママが転職を考えるときのポイント

では、転職を考えたとき、どんなポイントに気を付ければいいのでしょうか?

人事の視点からお伝えします。

希望条件を明確にする

まず転職するにあたって、これだけは譲れない!という希望条件を明確にしましょう。

営業職から転職して事務職になりたい、となると年収が大きく下がることが多いですが許容できますか?

家から近い勤務場所がよいのか、フルリモートできる環境がよいのか、これだけは確実に実現させたいという希望条件は何でしょうか?

年収は下がってもいいけど、絶対にフルリモートがよいとか、リモートはなくても家から近い勤務場所なら許容できるとか、人それぞれあるはずです。

かならずそこを明確にしてから転職活動を始めるようにしましょう。

求人はとてもたくさんあるので、軸を決めていなければ目移りして、とりあえず目に付いた求人に応募してしまうということにもなりかねません。

希望を満たさない求人に応募するのは、忙しいワーママには時間の無駄ですよ!

自分の実現したいことを明確にして、効率的な転職活動をしましょう。

子どもが大きくなった未来のことを考える

今はとても大変かもしれませんが、子どもは3歳くらいになると病気をする回数もぐっと減ってきます。

成長するごとにどんどん親の手がかからなくなってくるものです。

子どもが大きくなってからも同じ仕事を続けたいですか?

それとも、子どもが小さい間だけ一時的に仕事を変えたいのでしょうか??

一度キャリアを方向転換すると、元に戻すのなかなか大変です。

衝動的に判断せず、子どもが大きくなって手がかからなくなったときも同じ仕事を続けたいのかよく考えて、自分の人生で目指すキャリアと乖離しないような選択をしてくださいね。

まとめ

今回は、「仕事辞めたい?営業職ワーママ、配置転換か転職か?」について、現役人事部員の視点から解説しました。

まずは上司に相談してみること。それでも難しいようであれば転職を考えましょう!

ぜひ参考にしてくださいね。

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